車購入は人生でもひときわ大きな買い物です。ましてやその売り買いを友人、知り合いとする場合はトラブル発生も必然!
それでも筆者は友人同士での車の売買をおすすめします。筆者の体験がぜひみなさんの、友人との車の売買手続きのお役に立つことを願っています。
目次
友人に車を売った理由
筆者が遠方で働くことになり、移転先では車に乗る必要がなかったため、車の売却を考え始めました。
最初に見積もりを取ろうと、自動車買取業者に査定に赴きました。最初に車の査定で有名な買取センターへ行きましたが、女子一人の車の査定に足元を見る悪徳業者であることがわかりました。
値段をなかなか付けず、車の売買に関するトラブル事例を延々と話し始め、何時間も拘束されたのです。挙句の果てには車を置いていくよう圧力をかけ始めたので、話の途中だったにもかかわらず振り切って店舗を出ました。本当にひどい目に遭ったため、業者での売却は考えないことにしました。
そんなとき、車購入を考えている友人が居るということに思い当たり、声をかけてみることにしました。
買い手の条件
とは言っても、思い当たった友人がすぐにOKの返事をくれたわけではありません。友人間での車の売買には、タイミングが重要だということを学びました。
友人が車を欲しいと思っているタイミングだということももちろんですが、友人がお金を現金ですぐに用意できるタイミングが何より重要です。
友人と本人の車の引渡しのタイミングが重要な理由
筆者の場合は、仕事や住まいの関係で、引越しの直前まで、できれば引越し当日まで車に乗っていたいという希望がありました。「その日まで待ってくれる友人」もしくは、「その日に引取りに来てくれる友人」である必要があります。
現金一括払いができる友人であることが重要な理由
車の売買ですので、ある程度まとまった金額の現金を友人間でやりとりしなければいけません。もちろん、信頼できる友人だからこそと、分割払いを受け入れることができれば理想的ですが、それはお金を貸すのと同じこと。のちのちのトラブルを考えると、知り合いだからこそ分割払いは避けたいところです。
特に筆者の場合は遠方への引っ越しが売買の直接の理由でもあったとおり、友人とは気軽に会えない距離に移動することになります。何か問題があったり支払いが滞った場合のトラブルを考え、一括払いができる買い手を探す必要がありました。
ついに登場!友人に車を売却する契約成立
筆者の引越しまで2ヶ月、そんなにタイミングのいい知り合いなんて現れるのか、と焦る思いでしたが、友人同士のネットワークのおかげで、最適な買い手が見つかりました!お互いこの日を待っていたようなタイミングで、本当にほっとしました。
筆者の場合はよい買い手が現れなかった場合は、引越し先へ車を持っていこうと思っていました。でももっと切羽詰まった売却の理由がある場合は、きっと焦って安い金額を付ける結果になったかもしれません。そういう意味では、業者に売却するほうが安心だったのかもしれません。
さて、引き続いては書類手続きという問題も残っています。
車の名義変更のための必要書類
ここに列挙する必要書類は、業者を通しての名義変更、今回のような個人間の売買による名義変更、行政書士を通しての名義変更の場合も、いずれも同じで、当人が準備しなければいけない書類です。
心配な場合はインターネットに「車 売却 個人」で検索すれば情報が出ています。
- 印鑑証明書
- 車庫証明書
- 譲渡証明書(旧所有者の実印が必要)
- 実印・認印
- 委任状(売り手と買い手が一緒に手続きに行く場合は不要)
- 車検証
- 自動車税納税証明書
- 自動車税・自動車取得税申告書
- 自賠責保険証明書
- 申請書
- 手数料納付書
- 自動車リサイクル券
費用
- 移転登録手数料 500円
- 申請書用紙 100円
- 自動車所得税(対象車の時価による)
ナンバープレート代 1,500円~ (ナンバープレートを変更する場合のみ。筆者の場合は必要ありませんでした。さらに費用はかかりますが、希望ナンバーでお気に入りの数字を選ぶこともできます!売買の機会に友人の方がお気に入りのナンバーをとって、車への愛着を持ってくれたら嬉しいですね!)
それぞれの書類に有効期限がありますので、できれば名義変更の1ヶ月以内に準備するとよいと思います。
車庫証明は警察署にもよりますが、数日かかる場合もありますし、2,500円ほどの費用がかかる場合もあるので、書類集めは1週間ほど余裕を見て始めましょう。
名義変更書類の提出
あとは陸運局へ書類を提出するだけ!新旧の所有者である本人と、友人の二人で行けば委任状も要りませんし、双方の安心感も高まります。意外と簡単だということですので、自分で手続きする方がおすすめです。
名義変更の代行
筆者の場合は書類手続きに明るくないため、これらの書類を行政書士の方にお渡しして、「代行」として書類手続きをお願いしました。
代行費用として1万円ほど必要になりますが、引渡しや名義変更までの時間の短縮と確実性を重視して、筆者は代行をお願いして良かったと思っています。
事前に名義変更手続きの費用の話は友人としておこう
筆者の場合、ここでトラブルが発生しました。これらの名義変更手続きの費用、また行政書士に支払う代行手数料をどちらが持つのかを、はっきり事前に話をしていませんでした。
筆者としては当然、新しい車の所有者のための手続きなのだから新所有者である友人の義務だと思っていましたが、相手もそう考えているとは限りません。前もって話し合っていなかった双方の過失ということで、今回は折半にしました。車の本体の代金に比べればわずかな金額とはいえ、友人と金銭のことでもめることになるのは後味の悪い結果となりました。
売って終わり!・・・ではないのが友人との売買のデメリット
車には故障がつきもの。目に見えない故障やトラブルがあって、いつそれが表に出るかわかりません。友人に車を売却したあと、1~2年は何事もなく過ぎて欲しい…と祈るような気持ちで過ごさなくてはなりませんでした。
もしなにかのトラブルが出て、お互いにわざとではないことは分かっていたとしても、決して穏やかではありませんよね。
ましてや修理に多額の費用がかかった場合、買い取った友人は少なからず、売り主である筆者にうらみを持ってしまうことでしょう。そういった売却後のメンタルな部分を含めて、友人との車の売買にはデメリットがあるとつくづく感じました。
筆者の場合は、2年後にその友人から連絡があり、別の人に筆者から購入した金額と同じ金額で、その車を売却できたとのことでした。その知らせを聞いて、ようやく車の売買という呪縛(といっては言い過ぎですが)のようなものから逃れることができた気がしました。
まとめ
友人・知人に車を個人で売る場合の、筆者の体験談をお読みいただきありがとうございました。筆者の女性的感情や、心配症な部分で、何もかもがスッキリとした取引だった、というわけではありませんでしたが、ビジネスライクでお付き合いのできる人同士でしたら、きっとよいお取引になること間違いないと思います。
車に詳しい人や、自分で車を選ぶのが心配、信頼する友人に任せたい…そう思っている人には、中古車センターと言われる業者にお任せするよりもずっとクリアなお取引となる結果になるようです。
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