トヨタはやはり国内最強メーカー。いきなりなタイトルで失礼しますが、いろいろな車を整備したり、販売したり買取したりと総合的に業界に携わった筆者の独断です。
でも、同じ意見をお持ちのプロは国内にたくさんおられるはずで、実際に販売台数、その性能とコスパなどに加え整備の簡単さや管理のしやすさが目立つトヨタ車の実力は、新車に限らず中古車のも及びその人気が高いのは周知です。
プリウスを筆頭とした次世代型のエコ車の販売実績も群を抜いていて、その整備に専門性があるハイブリットや電気自動車の専門メカニックの育成も自社でしっかり行い、それらの整備や車検などの囲いコミ作戦も徹底。
トヨタじゃないと乗らない任せない、というヘビーなユーザーさんを筆者も数多く知っていますし、中年以降の方に特にその数が多いのも特徴です。
さらに最近ではそこに「トヨタにしか売らない」という項目も追加されつつあり、新車の購入からその買取をする今回紹介のT-UPがその買取アンテナです。
目次
優秀なトヨタ車を特に高く買うT-UP
店舗数では実は業界最大手のガリバーを上回る1300以上、なぜは石川県と島根県に店舗がないのが不思議ですがそれ以外の45都道県の隅々までネットワークを張り巡らしている、超きゃだい中古車販売・買取ネットワークがこのT-UPです。
ここの特徴、それはトヨタ車への評価が他社に比べて抜群に高いこと。
いくつかの理由がありますが、主だったものを挙げると
自画自賛と言っては聞こえは悪いですが…
自分のグループ企業が手塩にかけて開発し、販売した車に絶対の自信を持っているため、当然のことですが他の中古車販売店が下した評価額を大きく下回るものをめったなことではしてきません。
そして、その自信を裏付けるだけの性能と長寿命差をトヨタ車は持っているのも事実で、さらに買取スタッフにメカニック、販売営業マンから受付までトヨタ本体と全く同じスキルを持った従業員。
「扱いなれた」トヨタ車は買取整備するノウハウも販売テクニックもまさしくお家芸以外の何物でもありません。
お客が勝手に集まるんですもの
普通、車を買取自社で販売もしくはオークションで仕入れてそれを商品化する中古車店ではチラシやイベントを打ち、グーネットやカーセンサーにお金を払って掲載。
休日に向けて車をキレイにして時に面倒な並び替えやポップの付け替えなどなど、とにかく手間と暇とお金と人員をかけて必死で客を呼び込みます。
同じようなことT‐UPもするにはしますが、そこはなんといっても世界的車メーカートヨタの看板がものを言って集客力に関してここをしのぐことはまず不可能でしょう。
しかも、やってくるのはトヨタ信奉者「トヨタでしか買わない売らない」という方々、もうすでにトヨタ車を買う気満々のお客が向こうから自動的にやってきてくれるわけですから、当然トヨタ車をたくさん揃えてお待ちしなきゃいけませんよね。
だから他社より高く査定し、買取を強化するのです、当たり前といえば当たり前のことです。
じゃあ他のメーカー車種は弱いのか
いいえ、やりますよこのT-UPは他メーカーの車種も効果で買取査定することもたくさん。
そして、それには蜘蛛の巣のようにネットワークを全国に広げるT-UPいや、トヨタだからできるある中古車販売システムと資金力を生かした武器が威力を発揮します。
品質のいい自社の車種にこのT-UPは「厳選中古車」という冠を付与します。
そしてこれらについては、特に「T-バリュー」というブランド名で中古車として販売されますがこれは、
- 丸ごとクリーニング
- シート・天井・インパネまで徹底的に洗浄と消臭除菌を実施、ボディーの鉄粉除去から再コーティング、ホイールのクリーニングまで行う。
- 車両検査証明
- 総合10点、内・外装各5点満点で評価され第3者機関のお墨付きを受けた車の状態確認証明書が確認できる。
- ロングラン補償
- 全国5000か所での保証修理が可能で全60項目、5000部品が対象の保証が1年間無料で付いている、優勝だが3年間の延長も可能。
という、3つの安心を付けたものでトヨタのユーザーから圧倒的な支持を集めています。
人気トヨタ車種に加え状態が良ければ他のメーカー車もこの販売方法を取り、こちらはもはや並べたら売れるといった状態。
売れるから高く買い取るという簡単な理屈から、この限定中古車のすることができる高品質な中古車は自社車種はもちろん、それが他のメーカーであっても当然他社より高い水準で査定額を出します。
自分で作っちゃったんですね
しかし、そのほかの中程度なトヨタ車や他メーカーも中古車はどうなのか、実は、T-UPならびにトヨタはその数全国13か所、週の取引台数2万台にもなる巨大業者専用オークション「TAA」という独自のオークション会場も運営。
中程度の車種や他メーカーの車種はそこに出品して片っ端から全国に売りさばきます。
つまり、質のよいトヨタ車は自社販売チャネルで特に「厳選中古車」として高額で販売。中程度のランクのトヨタ車ならびにその他のディーラー車はオークションへ、といった具合にうまく使い分け、どちらにも中間マージンが発生しないことから、高い買取査定を出すことができるのです。
やっぱり資金力と設備、企業の販売・売却ノウハウで勝負すると他の業者では太刀打ちできないかもしれません。
T-UPで車を売るデメリット
あえて言うならって感じですが国内最大ディーラー譲りの店舗の清潔さから営業マンの質、おおよそ多くの中古車業者で受ける不安感や圧迫感は皆無で女性や年配の方も訪れやすいT-UP.
はっきりとした弱点やデメリットを探すのはそんなに簡単ではありませんが数店あるにはあるので一応。
手続きが長くて面倒
元が新車販売の最大手トヨタですから中古車を売却する時に必要になる書類の数や手続きが他の中古車買取チェーン店に比べると若干細かくて面倒だと筆者は感じます。
価格だけでなく、スピードを求めたい人からはすこぶる不評、若い世代の方にとっては「早くして」と感じられるトヨタなりの弱点といえばそうかもしれません。
ただそのおかげもあって、査定が進みいざ売却契約したのちのトラブル発生などはめっぽう他の業者より少ないので、これについては我慢さえすれば弱点とは言えないかもしれません。
古い年式の車や他社の不人気車は…
トヨタ車でも年式の古い車や状態の悪い車は、その買取価格がガクンと「他社より」下がる可能性が大いにあります。
あと付け加えるなら、ほとんどの整備を完ぺきにこなせる整備施設は大変充実しているのですが、なぜか板金・塗装をできる店舗が少ない。
ですので、これらの修理等を外注に出す費用等も見込んでキズの大きな車等の査定も弱いという点も挙げられます。
筆者の勝手な考えかもしれませんが、もしそんな車を買取して中古車としてT-UPが売り、何かトラブルでもあろうものなら一大事。世界の「TOYOTA」の名に傷がつくとでも考えているのかなあと。
やたら状態の良い車を好んで買取する傾向があって、他社で10万円で買取査定されてもT-UPでは値段が付かなかったなどという話もよく聞き、これがT-UP最大で唯一の弱点、デメリットといえるでしょう。
まとめ
あんまり断言できないことも多い中古車査定のお話ですが、もし低走行で高年式、しかもキズなどもないトヨタ車を手放すなら、正直このT-UP「一択」でもいいかもしれません。
合わせて良質なトヨタの中古車が欲しい、ってときも一度はT-UP並びにトヨタの中古車販売サイトを覗いてみた方がいいと筆者は正直な気持ちでおすすめします。