飛び石いきなり「カン!」と高い音とともにフロントガラスやボディーに当たってくる飛び石は、それによって当たった個所が傷つくだけでなく、運転者がびっくりしてハンドル操作を誤り事故の原因になることすらあります。

この飛び石によって大きな傷が入ると、いざ売るときに影響が出ないか心配になりますが、実際この忌々しい飛び石ってなぜ起こるのでしょうか。

はっきり結論を言ってしまえば、どんな道路をどんなスピードで走っていても否応なく起こる現象でそれを避け完全に防ぐ方法はなくたとえ停車していたとしても対向車や横をすり抜ける車から飛び石がやってくることもあります。

実はこの飛び石大きく分けると3つあり、1つ目は路面に存在する小石や鉄片を、前を走る車がタイヤで後方に弾き飛ばしたもの。

2つ目は対向車のタイヤ、もしくはボディーに当たったそれが跳ね返り反対車線の車両に当たったもの。

そして3つ目が、対抗していたトラックの荷台などから落ちた小砂利などが、走っていた自分の車の速さに応じた威力で当たるものの3つに分けられます。

つまり1,2は自身の車が走っていなくて路上駐車しているときでも発生しますし、3もその飛び石の大きさが大きければ、走っていなくても車体に大きなダメージを受ける可能性があります。

そして、飛び石の被害はその大きさ、対向車と自分の車のスピード、当たった個所によってそのダメージが変わるため、

  • 大きな砂利などを積んだトラックの近くを走行しない。
  • 高速道路では安全運転の意味も込めて不必要に飛ばさず、できれば左車線で前方車両からの飛び石の威力が収まるので車間距離を空け走行する。
  • 大きなタイヤからの飛び石は角度が付きやすく、最も被害を受けやすいフロントガラスに届くリスクが高いため、そういった大型車両のすぐ後ろはできるだけ避ける。
  • 工場地帯や工事区域などの近く、もしくはそれらが行き来する路面近くには長時間駐車をしない。

など、その被害を最小限にする方法はあります。

どれも、完全に飛び石を防げるものではありませんが意外に効果的ですので、通勤などでよく高速道路を使う方や、飛び石で怖い思いをしたことがある方はぜひ実行してみてください。

どの程度の被害で買取査定に影響が出るの?

上記でも述べましたが、飛び石を受けずに乗られている車はこの世に存在しません。

もしあったとしたら、それは道路に全く面していない、完全に遮断されたガレージで一回も外に出ることなく過ごしたかわいそうな車だけです。

問題は飛び石で受けたダメージの程度であって、明らかに目につくもの以外の傷は特にボディーの場合は、さほどマイナス要素として査定されることはありません。

はっきりと、査定に影響が出てきやすいのはやはりフロントガラスで、それには車検時の検査基準が大きく関わってきます。

実はフロントガラスの傷は、車検に通らないケースが多くあり、これは「運転手の視野確保」という自動車の保安基準があり、一定の大きさを超えた飛び石による傷はこれを害すると判断されるからです。

具体的な例を挙げるとするなら、筆者は以前車検通検士をしていた友人に尋ねてみたことがありますが、彼は運転席側ならほぼ100%アウト。

助手席側やその他のガラスでも、もう一つの保安基準である「容易に貫通する」レベルであれば車検を通すことはないといっていました。

車検に通らないということはここに本においては修理をしない事には売り物にすることはできないということ。

つまり、運転席側に飛び石があった場合や明らかに目で確認できる大きさの傷が他の場所に追いている場合では、買取査定のマイナス査定ポイントとなってしまうことが否めません。

飛び石によって減額される可能性のある査定金額

上記で述べた、車検に通らないほどのフロントガラスの損傷では、買取査定で当然減額されますがその額はおおむね7万円から12万円程度です。
ただし、雨が当たると自動的にワイパーが反応するレインセンサーが付いている車種や中古ガラスの入手が困難な球数の少ない車は、これを大きく上回る金額がマイナスされる場合があります。

また、目に見える以上のボディーの傷に対するマイナスも行われますが、フロントガラスのそれに比べれば些細なものでよほど激しいものでもない限り、それはどの中古車でもあることなので特に気にする必要はないでしょう。

飛び石のダメージを直してから査定すべきなのか

飛び石修理前の項で述べたフロントガラスのダメージによる減額幅は、ズバリその修復にかかる費用です。

というのが、フロイントガラスの修復・交換はディーラーでも買取専門店でも、設備の整った指定工場を持つ中古車店であってもそのほとんどが車のガラスの交換を専門に行う業者への外注によるもの。

つまり、飛び石によってフロントガラスに傷を負った中古車を持ち込んだときに発生する減額分は、その外注費用と考えて間違いありません。

そして、素人が車屋やディーラーに飛び石の傷の修復を単独で依頼した場合彼らも商売ですのでガラス修復・取り換え業者に支払う外注費に自社の利益をプラスしてきます。

要するに飛び石でフロントガラスに傷ができた車を査定に出す場合「減額幅<修復費用」なので直して査定に出す必要は全くありません。

また、ガラスの傷が小さく運転席側でない場合は時は、「リペア」という修復作業を数千円かけてしていれば、車検には影響しないケースはあります。

が、常時強い風圧と振動を受けるフロントガラスは特に、そんな小さな亀裂からでもいつ突然大きく割れてしまうかわからず保証できないため、そのままお客さんに売ることは望ましくありません。

ですので買取査定の時は、ほとんどがそっくり交換をしなければならないものとして評価される(少なくとも筆者はそう習いました)ため、リペアを前もってする意味はほとんどありません。

一方、ボディーの傷に関しては自社で板金・塗装を行っているところなら手直しにそれほど費用をかけずにキレイにできるので、それほどのマイナスにはなりません。

ですが、買取専門業者はその多くが自社で板金をしていないので、これまた外注に頼ることになりますので、この費用分マイナスをしてくる可能性があります。

例外が1つあります

ガラスに飛び石でダメージができ、それを直さず査定に出すと、中古やリビルト品を使った交換費用分マイナスになるのですが、それを防ぐ方法がたった1つですがあります。

もしその車が入っている損害保険に車両保険を添付している方はラッキー

本来、免責額が決まっていてそれ以下の修理には適応されない車両保険ですが、飛び石でもフロントガラス交換はその対象外、しかも今の等級が下がってしまうこともありません。

保険会社によっては、数万円の自己負担を求められる場合もあるといいますが、基本的には無料で新品のガラスと交換することができるので、車両保険に入っている方は一度コールセンターなどに問い合わせて、適応ならそれを利用、直してから査定に出すとマイナスされずに満額査定が受けられます。

まとめ

半分運の要素が強い飛び石が当たったときの音は、ガラスやボディーに傷が入ったんじゃないかとひやひやさせられます。

いくつかそれを少なくする方法を述べましたが、そのどれもが単純に安全運転につながる方法でもあるので、査定額ダウンの防止だけでなく事故防止にためにもぜひ実行してみてください。

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