2016年度も新車登録台数世界NO,1、日本が誇る自動車メーカー「トヨタ」の中でも最高級に位置するレクサス。憧れる方も多いこのブランドの査定について、今回は詳しく説明し高く売る方法やそのためにすべきメンテなどを考察していきます。
目次
レクサスとは
まずはレクサスがなぜ生まれ、どんな歴史をたどってきたのかに触れそのブランド力などを知っておいていただきたいと思います。
アメリカンドリームを彩った車種に対抗
重く、迫力満点その威厳ある佇まいが特徴のリンカーンやキャデラックなどが、長く独占していたアメリカの高級車市場。
しかし、オイルショックを超えた1980年代後半辺りから、燃費が悪く故障も多いそれらいわゆる「アメ車」に対しての不満が、特に若いセレブ層に高まってきていました。
それを、市場マーケティングで熟知していた日本の自動車メーカーは、1986年にホンダが「アキュラ」を、1989年に日産が「インフィニティ」を自身の海外高級車ブランドとして展開、もちろんトヨタも追随して日産と同年にこのレクサスの初代であるLS(日本名セルシオ)を販売開始しました。
圧倒的な静粛性と高級感
トヨタは今まで「壊れないけど所詮は大衆車」というイメージの付きまとっていた日本車のイメージを払拭するため、このレクサスの開発に実に5年の歳月をかけました。
その成果はこれまでBMWやベンツのように海外高級車市場に参入することは不可能だと業界が思っていた日本車の地位を大きく変え、LSと同じ年に販売開始されたES(日本名ウィンダム)と合わせると、販売初年度だけで実に16,000台を超えるビックセールスを記録。
日本車が元々持つ安定性や静かさ、そこに内装や外装の清潔感と高級感をプラスしたレクサスのブランド力は、その後北米の高級車市場を席巻アメリカの三大自動車メーカーの低迷を呼びました。
この事態に、メルセデスやVWなど欧州の高級車メーカーは驚きと同時に危惧を覚え、以後の車種開発を大きく転換することになりました。
日本での展開は16年後
日本国内では高級車に対するユーザーイメージが大きく海外と異なり、レクサスの持つ特徴とそれがそぐわないと判断したトヨタは、大きく仕様を変えたレクサス車種を日本名のまま販売し続け、レクサスの名は長く海外や国内のコアなファン以外知れることはありませんでした。
すでに紹介したLSとES以外でいうと、
IS・・・アルテッツァ
SC・・・ソアラ
GX・・・プラド
GS・・・アリスト
RX・・・ハリアー
などがそれです。
しかし、ブランド誕生当初アメリカで成功したレクサスもやはり欧州車の高い壁を崩すまでには至らず、ヨーロッパの高級車市場では大苦戦、しかも自国内でもベンツやBMWがいまだ独占状態。
そんな中長い不況も底が見えた2003年、ついにトヨタはレクサスの国内展開を発表、ブランドのすべてを2年かけ再構築した新生レクサスが2005年から国内で展開されました。
主なレクサス車種の特徴とその査定
上記まででレクサスブランドの成り立ちや、そのブランド力をお分かりいただけたはず。
そこでここからは具体的に今現在、中古車市場と新車市場で人気の高い車種をいくつか挙げて、その査定の傾向を見てきたいと思います。
LS460 F40型前期モデル・・・レクサスのフラッグシップ車種
レクサスの国内展開に合わせて2006年その名前が消滅した、ご存知泣く子も黙る高級車セルシオ。
こちらは、「至上、最高」を意味するセルシオの正統な後継車種で販売開始は2006年、現行の2013年後期モデルがまだ中古車市場ではほとんど出物がないので、あえてこのモデルを紹介します。
全長は5mオーバー、エンジンもV8直噴で4600cc越え、最大出力は385馬力ですから単純計算で軽のターボ車およそ6台分です。
量産されている自動車では初となる「8速AT」!ってもうそれオートマじゃないようなシーケンシャルシフト(パドルシフトも言う、ハンドルについたシフトボタンを操作することでクラッチを踏まずに任意のギアに変えることができる)が搭載され、その疾走感と操作性はまるでレーシングカーのよう。
そんな強力なエンジンとミッションでの走行性能に加え、ベンツでも採用されているマルチリンクサスペンションを前後どちらにも採用しているので、安定性は折り紙付き、その車内空間の広さはトヨタが販売し、在日大使専用車などに用いられている最高級セダン「センチュリー」をも凌ぐ居住空間の広さを誇ります。
気になるお値段もさすが、新車で最安グレードでも850万円オーバー、中古でも2010年以降と年式が比較的新しく、状態もなかなかいいものになると、500万円を下ることはまずありません。
ただしこれも、走行距離10万kmを超えたあたりでグンと低下、総額で150万円程度で買える中古車もちらほら見かけます。
しかし、この車ははっきり言って10万kmを過ぎても、事故などが無く当たり前のメンテナンスをしていれば、一切ぶれなく新車と変わらない走行性と安定性を維持します。
ですので、憧れの高級セダンに乗りたいなら新車価格はグンと安い、クラウンマジェスタの2009年モデルなどといった、同程度の国内高級車よりお手頃の中古車もが多いのでおすすめです。
しかし裏を返せば、買取査定においては程度のいいものはそうでもありませんが、高走行低年式車体の値下がりが激しいということなので、それらを手放すときはある程度買いたたかれるのも覚悟しなければなりません。
CT200h ・・・レクサス最安!とはいっても…
レクサス初のCセグメントコンパクトカーで、ハッチバック式の5ドア車種。
2009年、ドイツで開かれたモータショーにトヨタが出品したコンセプトハイブリットカー「LF-CH」の市販バージョンで、日本では2011年1月に販売が開始されました。
この車種で画期的なのは、「ドライブモードセレクト」という、この後LSやGSにも採用されるシステム。
走行モードを4種から選べるようになっていて「通常」モードでは500Vである電圧が最上モードの「スポーツ」では650Vに上がり、パワフルなドライブができるようになります。
また、面白いのがその時変わるメータパネルの表示、ハイブリットの持ち味である燃費を追求した「エコ」、「EV」そして通常の時には電力の稼働を示すエネルギーメーターが表示されているのですがそれがスポーツでは消滅。
代わりに電光タコメーターが現れ、LSのように8速もありませんが、ハンドルについたパドルシフトの操作で、ハイブリットとは思えない操作性を発揮します。
また手元でマウスを感覚で操作できるリモートタッチ式のナビや、前席のシートヒーターを全グレードで標準装備、後部の荷物を置けるスペースも同じCセグ競合車「BMW・1」やアウディのA3よりかなり広く確保するなど、装備面も充実しています。
「レクサス最小、最安」の車種であることは間違いありませんが、それでも新車価格は360万円から、最高グレードの「バージョンL」なら460万円もします。
中古の出物は最安でも120万円あたりから、まだ販売されて6年ほどなので(2017年2月現在)2回目の車検を終えるタイミングの1昨年あたりから、徐々に玉数も増えてきました。
査定の特徴的には、同ランクのものより査定が若干厳しめの他のレクサス車種の中では、Cセグメントというコンパクトさと、ハイブリットという日本に合った特徴から、買取査定ではかなり良い評価を受けることも多い車種といえます。
レクサスの査定まとめ
レクサスは、日本を代表する世界に誇る高級車ブランドに成長してきました。
その評価は年々上がり、国内での人気も安定してきていますが、そのユーザー層はやはり機能性とコスパを重視する日本の中ではそう広くありません。
そのため買取業者によってその評価額が大きく異なり、新車価格の高さもあってその幅が大きいので、売却先はよく吟味をして慎重に選んだほうが賢明です。
おすすめはやはり「T-Up」、状態の良いものは特に高い査定を得る可能性が高いので、いずれにせよ一度は査定してもらった方が良いと考えます。
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