家に居ながらパソコンやスマホで簡単入力、一気に数社から買取査定の見積もりを得られるツールとして非常に便利だと多くのユーザーに利用されている「一括査定サイト」。
しかし、「電話がしつこい」や「なんだか怪しい業者もいる」などといった不安の声も少なからず聞かれます。
目次
一括査定サイトの仕組み
利用は無料!参加業者は大手から中小まで様々です。最大で〇〇社から査定が受けられる事やその手続きが容易なことを謳い文句にしているのがこの一括査定サイトで、基本的にはネット上で車体情報と個人情報を入力するだけで数社にそのデータがわたり、無料でそれらから査定を受けられるとされています。
無料で利用できるのになぜこの一括サイトがたくさんあるのかというと、これは乱立している地元のグルメ情報などを伝えているフリーペーパーと同じ理屈。
登録している各買取業者から月間、もしくは年間ごと「登録料」や「会費」を受け取ってそれで利益を上げサイト運営をしています。
サイトは単なる紹介所
一括査定と名乗っていますが、基本的に査定自体をこれらがするわけではなく売り手と業者を橋渡しするのがサイトの目的、いわば「結婚相談所」のようなもので入力された個人データはその情報に基づき、売り手の現住所の近くにある買取業者に丸投げされることになります。
「最大○○社」の○○は、この情報を流す登録業者数に応じて増えそれによってサイト運営会社に入ってくる登録料は増します。ですので、この数が多ければ多いほど利益を上げている一括査定サイトと考えることができます。
そして、登録している買取業者が多さはそのサイトの売り手紹介実績の数を左右するPV回数の多さなどのネームバリュー、さらに売却成立確率の良さなどを買取業者が認めている証です。
主な一括査定サイトとその特徴
全国的にネームバリューがあり、多くの登録業者を集める有名どころとしては、
- カーセンサー
- 最大査定依頼数約30社、提携業者数1000社以上を誇り信頼度も高い業界最大手の一括査定サイトで、運営は求人情報誌で有名なリクルート。
- カービュー
- 運営会社はマイクロソフトとソフトバンクが共同で設立、最大査定依頼数は10社、提携先も200社ほどとその規模ではカーセンサーに及ばないが、トヨタ車の買取については無類の強さを誇る「T-UP」と業界では唯一提携している。
- 楽天オート
- 運営はもちろん楽天、サイトの規模は上記の2サイトに大きく劣るが成約はもちろん、申し込みだけでも楽天ポイントが付与されるため、じわじわその利用者が増えてきている。
- ズバット車買取
- (株)ウェブクルーが運営する2015年度の利用者数では上記の3サイトを上回る有名サイト、申込時に概算ではあるが買取相場を知ることができるのが大きな強み。
などがあります。
一括査定サイトはしつこい?いや営業熱心な「商魂」
電話が来るわ来るわ・・でも嫌がっちゃもったいない!高く愛車を売るために上記で紹介したサイト以外の利用も検討、もしくは既に使ったことのあるユーザーが多くいますが、その中から聞こえてくるのがとにかく勧誘の連絡がしつこくて嫌気がさすという話。
正直いってこれは紛れもない事実で、安くない登録料をいつ来るともしれない紹介のために支払っているのですからライバル店に出し抜かれないように素早く、しかも何回も入力された電話番号に連絡を入れてきます。
それ自体は商売としては至って当たり前の行動ですが、問題なのがその回数や時間などを一切気にしない点で、仕事などで電話に出られない時は出てくれるまで幾度もコール。
また、例えばガリバーなどの大型フランチャイズ買取業者は、同じガリバーでも運営会社が違えばライバル関係であることに違いなく、複数のガリバー店舗から電話が入ることもあり、その数はさらに膨らんでいきます。
実際に一括査定サイトを数回にわたり使った筆者の経験を言えば、状態のいい事が予測できる高年式低走行、人気の軽自動車を入力した時はパソコンを離れトイレに行った間に既に数件の着信が。
その後約1時間放置していると数十本にも及ぶ着信をきて、さすがに寒気を覚えたサイトもあります。
ただ、だれも見向きもしないような過走行で低年式、しかも具体名は伏せますが不人気傾向にある車種をダミーで入力した時は、この電話の回数がすこぶる少なかった。
つまり、嫌気がさすほど電話がたくさんかかってくる場合は、その車体に興味を持っている業者が非常に多く、他店のそれを奪われたくない証拠ともいえるのです。
競争相手が多いということは、一括査定サイトの利点である相見積もりによる買取アップをよりできるということでもあります。
ですので、「しつこいなあ!」と単純に嫌がるだけではなく、「お!これは価格交渉のし甲斐があるな!」とプラス思考でとらえることもこの一括査定サイトの「攻略法」といえます。
固定電話からの着信は無視!
これは筆者の独断と偏見も大いに入りますが、そもそも電話に出れないこともあり折り返す可能性が考えられるのに、通話料の発生する固定電話でかけてくる買取業者はどんなものかと思います。
この場合は地元の中小買取業者か、全国でチェーン展開している大手業者の直近店舗からのコールで、ほっておけばまたかかってきますのでとりあえず放置しちゃいましょう。
また、フリーダイアルでかけてくるところはその買取チェーンの査定総合窓口からの着信であることが多く、受話器の先にいるのは実査定をするスタッフではなくアポイント専門のスタッフか、外注テレアポ会社の可能性が高い。
この時は掛けなおしてゆっくりと査定スケジュールを決められる時間の指定や、しつこい電話の断りをここに入れておけば、関係各店舗からのしつこい電話を一斉に止めることも可能です。
サイトごとの攻略法
実は前述した4サイトにはそれぞれ特徴があり、それをうまく利用擦れえばそもそもこのしつこい回数の多い電話をシャットアウトしたり、仕事中や家事の最中などに多くの電話がかかってくるのを防ぐことができます。
まずカーセンサーは、その登録業者数の多さからやたらとたくさんの勧誘電話がかかってきますが、申込時にその電話をかけてきてもいい時間を指定することができます。
一方他の3サイトはその規模は及びませんが、査定申し込み時に自分でその依頼先をチョイスできる機能があります。10社からの電話に対応するのは面倒で嫌だけど3社ぐらいでは比べたい、なんて方はこれらを利用するとよいでしょう。
また、まだ新興勢力ではありますが「ユーカーパック」という、一風変わったシステムの一括査定?というか「一括入札」的な査定サイトもあります。このサイトでは他のサイトと違い、査定自体をこのサイトがまず実施その結果がユーカーパック1社のみから売り手に電話連絡で知らされます。そして、打ち合わせ後に決定した出品価格と最低落札価格に基づいて、全国にちらばる最大で1000社もの登録業者がサイト上で競り合い、その様子をリアルタイムで売り手は確認できます。
その後、1番高い評価をしたところと売り手の売却意思を聞いたユーカーパックが直接取引、無事売却契約が成立して入金が終わるまで、やり取りするのはユーカーパック1社のみ。ですので、知名度はまだ上記したサイトに比べると低いものの、しつこい電話がどうしても嫌だという方はここを利用するのもいい手です。
まとめ
最後にもう1つ、売却先が決まって既に車を手放しても一括サイトの利用でかかり始めた電話がやまない、本当の意味でしつこい電話がかかってくることがあります。
なぜなら、業者は売った事実を知らないからで、この時はしっかりとすでに手放したことを伝えねばなりません。
また、サイトでの入力事項に「次の車の購入意思や時期」を確認する項目があることが多く、買取している業者は同時に販売をしていることがほとんどです。
そのため、新しい車をもう購入していたり車体を決めてしまっている場合は、その事実も同時に伝えるようにしましょう。
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