カーセンサーは国内最大級の車総合情報サイトです

管理・運営しているのは求人情報誌などで有名なリクルート、中古車情報誌およびサイトとしては最古参で最大ボリュームのこちらは、そのネームバリューから多くの中古車販売店が自慢の在庫車を掲載しています。

その数なんと2017年4月現在で35万台超、各中古車店から台数ごと固定の掲載料金を徴収していますがその販売実績は無関係。

1店舗当たり数万円にもなる掲載料を支払ってでもこのカーセンサーを利用する理由は、膨大な数のユーザーの目に触れるからで、その集客能力に高さの証明でもあります。

多くの販売店が利用しているということは・・・

これほどまでに、プロの中古車販売業者から厚い信頼を寄せられているのは、その中古車情報のきめ細やかさや、意中の車種の検索機能などが充実していることが理由です。

販売店を通じて、リクルートに集められた膨大な車両情報と販売店情報は、そのまま買取査定額を左右する相場情報の収集になっているうえ、その信頼度から一括査定において加盟する提携企業の数の多さにも繋がっています。

そのため、「カーセンサー車買取」と名付けられている中古車一括査定機能も充実していると評判で、400社近くの提携業者の中から、最大30社の買取査定を90秒の簡単入力で得られる、現在ある一括査定サイトの中でも最大の査定比較数を誇ります。

提携先が幅広いので・・・

このカーセンサーの一括査定には、誰でもその名前を知っているガリバーなどの大手から、「何処それ?」と突っ込みたくなるような小規模中古車店まで、様々の業態を持つ企業と提携しています。

ですので動かなくなったり、事故を起こした車でもある程度の金額で査定、もしくは査定比較に参加してくる企業を発見できる可能性も増えてきます。

また、改造車や外国車などそのユーザーが絞られてくる車種も同様に、一番高く買い取ってくれる店探しに大きく役立つサイトです。

親会社リクルートの厳しい目で業者を選択

求職情報誌やサイト、さらに住宅情報サイト「スーモ」からグルメや美容店情報を網羅するホットペッパーまで、数多くの企業や業者と取引関係を持つ運営母体のリクルート。

ここはとにかく掲載情報不正などについて厳しい審査基準を設けている事で有名で、何か偽りの中古車情報などを発見すると、あっという間のその掲載をストップ、出入り禁止にしてしまいます。

故意でなく「ミス」であっても決して許してくれないので、中古車業者からすればおっかない限りですが、消費者の立場から言えば頼もしい。

その姿勢は一括査定に参加する提携企業にも向けられているため、カーセンサーの車査定に関しては、その信頼性が高いと考えられる一括査定サイトでもあります。

また、基本的にリクルートは自社で何か商品を作り上げたり販売するのではなく、人と人、人と企業、人と店の良い出会いを追求する、「マッチングビジネス」で利益を生み出す会社。

その為良い査定人や営業マン、そしてお店との出会いが大きくそのさて額を決める中古車の買取査定において、リクルートがこれまで積み上げた経験やノウハウが、このカーセンサーの車査定には詰まっています。

カーセンサーの評判

ネームバリューでいえば他サイトの追随を一切許さず、実際に一括査定を使ったユーザーも多いこちらの口コミ評判は、どんな感じになっているのでしょう。

良い評判
「下取り額より、15万円近く高い査定額をゲットできた」
「一括見積手順は簡単、たくさんの店から連絡が着てびっくりしたけど、査定結果には大満足」
悪い評判
「事故歴など、ほかのサイトに比べると入力項目が多い」
「最大30社の触れ込みに惹かれて試してみましたが、参加してきたのは1社のみ、比較も何もあったものではありません」

総合評価

「下取り金額より高かった」という口コミですが、基本的に買取額の方がディーラーなどでの下取り額より高いのがほとんどなので、これがカーセンサーの手柄と決めつけることは無理。

立サイトに比べて入力が細かったという悪い評判ですが、裏を返せば後の業者との電話などで伝える項目が減り、返って手間が省けたという好意的な受け止め方のユーザーもいました。

カーセンサーの一括査定を利用する前にやってみてほしいこと

中古車在庫を検索してその販売価格をチェック!カーセンサーと聞いて多くの方が真っ先に想像するのは、「中古車買うならカーセンサー♪~」と、かつて広末涼子が出演していたCMでも高らかと歌われていたように、買取というより販売情報サイト、情報誌の方でしょう。

実際にその掲載数はすさまじい量で、あらゆる車種・グレード・走行・年式・カラーリングの車体が存在します。

そしておそらく、一括査定で比較したいと考えている愛車と同条件の中古車情報も掲載されているはずです。

せっかくですので、愛車の条件で検索してみましょう、すると該当する車体がいくら程度で「今まさに」販売されているかが一目瞭然となります。

その平均的な値段をメモなどに控えておくと、実際に査定が出て相見積もり交渉となった際ひとつの目安となるので便利、ぜひ一度試してみてください。

実際に依頼してみた!

さて前回同様、3年落ちのプリウスで、このカーセンサーの一括見積とやらを試してみたいと思います、有名どころなので楽しみです。

依頼店舗をはじめに選べるのは◎

「カーセンサー」だけで検索すると、販売情報のHPが検出されるので、「カーセンサー一括査定」で検索をかけてみてください。すると、
カーセンサー
この画面がヒットするので、ここでまずメーカーや車種など5項目入力しましょう。
すると、
カーセンサー
に移っていきますが、気になったのは画面右側。

既に依頼する近くの買取店が筆者の場合は7店抽出されていて、その取捨択一を最初の段階でできるようになっています。

これによって、「大手だけにしたい」だとか、「知らない店だけにしよう」とかいった、ユーザーの判断で依頼先を決めることが可能に。

また、余計な電話連絡やメールが多いとされる、一括査定サイト共通のデメリットを防ぐことも同時にできます。

まあ、今回はどれほど多くの企業が参加してくるのかも重要な比較項目なので、すべてに依頼してもいいことにして進めていきましょう。

進めていくと、口コミでは「入力が細かい」という意見がありましたが、実際それほどでもなく1分から2分あれば完了します。

さて、査定結果は…って、メールのお知らせだけかい!

入力を完了させて確認画面に、そしていざ開始ボタンクリック!さあいくら!と、いき込んだもののやってきたメールには、「査定依頼に関する回答は買取店から直接差し上げます」との文言のみで、このカーセンサーサイトの中だけでは一切その査定概算する分からないシステムになっていました。

つまり、このカーセンサーの一括査定は、「査定してくれる業者を一括で紹介するサイト」の略であり、これはほとんどの一括査定サイト共通スタイル。

3年落ちで3万km以下のプリウスなのでかなり買取業者も手に入れたい車両条件、事実設定した筆者自宅の電話は、依頼直後からジャンジャン鳴り響いています。

依頼先7社というのは、実はなかなか優秀な数字ですので、人気車種である場合で相見積もりで、その査定額のアップが強く望める車種の場合は使う価値あり。

そしてやはり、査定の概算額の入手がサイト内ではできないため、おすすめしていた査定予定車両と同条件の販売相場を調べておくのが、査定額アップを可能にする有効な手になるでしょう。

まとめ

カーセンサーの一括査定は良くも悪くも普通、ただその提携業者の多さから参加してくる業者数の多さが目立ちました。

正直、中古車情報についての豊富さは、ほかのサイトとは比べ物にならないはずなので、サイト自体に査定概算機能が備わっていれば、もっと使えるのになと筆者は感じてしまいました。