自分の愛車がいくらで買取査定されるのか、車を乗る方なら気になったことがあるはずです。

車種や年式、グレードや走行距離などデータを確認するだけでわかるポイントもあるのですが、査定士、つまり買取のプロがチェックするポイントを知っておくと日頃のメンテナンスに役立ちます。

ボディーのチェックポイント

もちろん細かい所までしっかり見ています
運転席のドアの傷きれいに見える車でもプロの目から見ればマイナスポイントが多く見つかるもの、特に注意してほしいのが意外に傷が付いてしまう機会の多い運転席側のドア。

風が強い日や狭い駐車場に止める時強くドアを開けてしまってドアの端が壁などでこすれて色が剥げるほど傷ついている車はまず減点、更にノブの部分にひっかき傷が強く残っている車体もマイナス対象となります。

これらは普段乗っているときに十分気を使えばすぐ防ぐことができるものなので、いらないマイナスポイントを作らないようにしましょう。

最近はキーレスが主流になっているので見かけなくなりましたが、鍵穴の周りにカギで付いた傷が多い車も査定士はしっかりチェックして、これが案外大きなマイナス要素になっているので注意しましょう。

カラーごとによく見るポイントも違うんです

その他の傷は走っていれば自然につくもので飛び石など防ぎようのないものも多いのでどうしようもないものですが、黒いカラーリングの車は塗料が性質的に柔らかいため洗車の仕方に注意。

中国から偏西風に乗ってやってくる黄砂は車を汚すのでイライラしますが、これのついた車をそのまま何もせず洗車すると、磨き粉でごしごし洗っているようなものでいらない洗車傷をたくさんつける結果になります。

まず水で黄砂を良く洗い流してから洗車をするよう心がけることでいざ査定の時マイナスされる心配もなく、かえって人気カラーがきれいに保たれているとプラス評価を受けることも可能です。

一方ホワイトやシルバーは洗車傷をそれほど気にする必要はありませんが、雨の後の水垢やウォータースポットが付きやすいカラーでそれらが頑固に残っている場合は大きな査定額のマイナスがされてしまいます。

ですので洗車はまめにしかも水気の拭き残しが無いようにメンテナンスをすると、このチェックポイントもクリアできます。

赤い車の査定レッドやイエローなど主にスポーツカーなどに施されているカラーリングは紫外線によって色や消しやすいカラーでこの色や消している車体は特に大きく査定額が下がってしまいます。

最近は塗装技術や塗料の開発が進み以前より色焼けしにくくなりましたが、気を使うなら遮光シートなどを夏場は避暑もかねて愛車にかぶせてあげると、色焼けの防止にもなるので一石二鳥です。

ヘッドライトやウインカー、テールランプも重要ポイント

車は基本的に外に向かうにつけ傷つくリスクが高まります、皆さんの中で天井のど真ん中やボンネットの中央に大きな傷やへこみがあるという方は少ないはずです。

そして衝撃吸収の意図もあり最もボディーの外についているのがバンパーで、ここは無傷でいる場合が非常に少なく傷つくのがむしろ宿命着けられ交換しやすく安い素材などで作られているのがほとんどで、査定でもここに入っているキズを重要視することはあまりありません。

ただし、その次に外側についているヘッドライトやウインカー、テールランプなどのいわゆる「指示器」に関しては念入りなチェックが入ります。

実はこれらは車検に大きく関わるパーツで割れや傷で光が漏れている場合はもってのほか、ヘッドライトに関しては黄ばんだり濁ったりして光量が不足した場合でも車検を通過することができないためそれらが発見されると部品を交換しないと商品にならないと判断され大きな査定額マイナスとなります。

フレームと足回り、下回りのチェック

大まかなボデーチェックが済んだら修復歴がないかフレームをチェックしたり、足回りのチェックに進んでいきます。

ここで1つ知っていてほしいのが事故車と修復歴のある車とは全く違うもので、査定士がチェックするのは主に修復歴についてです。

事故車と修復歴は違う?どういうこと?

おそらく多くの方が事故車=修復歴と考えているので、この項の冒頭で「?」が頭に浮かんでいるでしょう。

実は極端なことを言うと、何回転も車が回ってしまうような大事故をしたもののそのダメージはボディーの外側の損傷にとどまり、車をモノコック構造で支えている骨組み部分が無傷だった場合事故車ではあるものの修復歴をつける必要はない車両となります。

一方、信号停車中に後ろから突っ込まれ後部が大きく破損しフレームまでそのダメージがいたってしまった場合はいくらきれいに板金塗装したとしても、ただの事故車ではなく修復歴ありの車体となります。

そして事故車については業者がそれを売るときにその事実を提示する必要はありませんが修復歴はきちんと明示することが義務付けられています。

そのため査定士はいくつかのポイントをチェックしこのフレームへのダメージがあったのかなかったのかを厳重に調べるのです。

車検にお金がかかる=査定額が下がると考えましょう

続いて足回りのチェックですがこれは主に車検に関わるタイヤや各種ブーツ類の破れなどをチェックすることから始まります。

タイヤは目があるに越したことはありませんが、経年劣化するゴム製部品なのでしっかり製造年月日まで確認します。

さらに、純正アルミホイールはキズや痛みがないか、鉄ホイールはサビなどがないかさらにスペアタイヤ装備車種はその有無までしっかりチェックします。

また、インチアップした自慢のアルミホイールや高いお金を払ってドレスアップしたエアロパーツを見て査定士が「純正はどこですか?」と聞くとき、もし純正が手元になかったら査定額のダウンを覚悟した方がいいでしょう。

それらが車検の基準を満たしていない時に査定士が言う文句で、純正がない場合はそれを購入して車検を通過する櫃夜が出るので当然マイナス、ただし純正をしっかり保管している場合はアルミホイールやエアロパーツの人気や状態によっては車体査定額にプラスして引き取ってくれる可能性もあります。

消耗品の一種であるブーツ類は破れがあると車検を通過しないので目で直接確認しますが、ブレーキパットは厚みがどうあれ車が正常に止まれば車検は通過するので基本無視。

たまに認定工場を持つ直販型買取店では分解してその厚みを確認するまめな所もありますが、走行距離や前回車検の点検記録簿などを確認すればおおむね予想できるので買取専門店ではチェックするところは稀でしょう。

むしろよく確認するのはマフラー、排気漏れがあると車検が通らずその交換にかなりの費用がかかるためリフトアップ施設があるところはオイル漏れなどとともに目視、上げなくてもエンジンをかけマフラーをウェスなどで塞ぎ排気音を探れば、プロなら漏れているときはすぐにわかります。

マフラーは年数がたつことで自然に錆びて穴が空いたり、接続部の締め付けやパッキンの不良によって排気漏れを起こしますが、車両下部を強く打ち付けたことで破れてしまうことあります。

路面に大きな凸凹がある道路は避けるようにしたり、スピードを落としてそういった悪路は通過するようにするとそれを防ぐことになり安全運転にもつながります。

このようにボディーはその美しさを損なうポイントごとに査定がダウン。

足回りや下回りは基本的に車検がそのまま通過させられる車体は高評価を、反対にそれに費用がかかる車はかかる費用分ドンドンマイナス査定されると考えて間違いありません。

まとめ

中古車の買い取り査定は基本マイナスポイントを1つでも多く探してそれをお客に示し、1円でも安く商品を仕入れる行動で、査定士はそれをするプロフェッショナルです。

細かいことを言うとまだまだたくさんチェックポイントはあるのですが、画像や動画でなく言葉で伝えられるのはこの辺が限界。

ただ伝えられたポイントのメンテや注意点を守っていただけると、マイナスのプロの指摘を少なく、結果高い査定をゲットすることも可能なのでぜひ試してみてください。

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