• 家族が増えたのでミニバンを購入することとなった
  • 引っ越し先に駐車場がないので、車を手放すことにした

などの理由で、愛車のスポーツカーとのお別れを決断する人も多いのではないでしょうか。スポーツカーには並々ならぬ愛情を注いでいる方も多いとは思いますが、愛情をたっぷり注いだ車だからこそ、高い買取金額をつけてほしいものですよね。

そこでここでは、スポーツカーの高額査定ポイントや、高額査定が出やすい車種について紹介しましょう。

オープンカーの高額査定のポイント

オープンカーは夏前に売れ!

風を切って走るその風をダイレクトに肌で感じ取りたいのであれば、オープンカーがいいですよね。

国内のスポーツカーでオープンカーと言えば、トヨタの「MR-S」や日産の「フェアレディZ」のオープンカーモデル、ホンダの「S-2000」や「S660」、マツダの「ロードスター」などが代表的です。

オープンカーを売るには売り時と言うのがありまして、それはずばり、夏前です。

オープンカーは、極寒の冬の空でオープンにするよりも、灼熱の太陽の下でオープンにする方が、気分が盛り上がります。インターネットの口コミなどを見てみると、やはり夏を前にしてスポーツカーのオープンカーに関する口コミ数が急増してきます。

それに伴い、中古車販売店でもオープンカーの買取に力を入れてきますので、買取に出す際にもより高額査定がつく可能性が高いのです。

開閉機構と内装をチェック!

夏は思いっきりオープンにしておきたいオープンカーですが、冬に走るとなるとやはり閉めて走りたいもの。オープンカーには、布製の幌を使ったタイプとボディと同じ金属を使った覆いを使っている2種類があります。前者は手動で開閉ができます。

ちなみにホンダの「S660」は開閉ではなく、布製の幌をくるくるっと丸めて着脱するユニークなタイプです。一方、ダイハツのコペンなどは軽のオープンカーにもかかわらず、本格的な電動開閉機構を備えています。

布製の幌で開閉をするタイプは、オープンにしている状態では幌の折り目が劣化してひび割れたり、折り目の部分だけ色あせしたりなどの可能性があり、クローズした状態では見栄えが良くないため、マイナスポイントです。

電動で開閉するタイプは、操作に不具合がないかをしっかりとチェックしておきましょう。

オープンカーをオープンにしている状態では、外部からのあらゆる刺激に対して無防備です。雨が降ってくれば内部に雨が侵入してきますし、対向車からの水はねもまともにかぶります。砂塵舞う中走れば砂が中に入ってきます。

オープンカーはそれらを100%防ぐことができません。

100%防ぐためにはずっと屋根をクローズしておくほかありませんが、それではオープンk-を購入した意味がありません。オープンカーのオーナーともなれば、外部からの刺激を受けた際、いち早くケアをすることも重要です。

シートがレザーですと、日差しや雨など外部からの刺激で劣化しやすくなりますので、特にケアが必要です。

スポーツカーのパーツのポイント

カスタムカーは専門店に売れ

スポーツカーは買った状態のまま乗っているのではなく、自分なりにカスタムをするのが醍醐味、そんな人も多いのではないでしょうか。

カスタムはなかなか歯止めが効かないもので、ついにはもはや原形をとどめないほどのカスタムを施した車もあります。

あらゆるパーツを取り付けた「カスタムカー」は、一般的な中古車買取店ではなかなか高額査定がつきません。そこで、カスタムカーを買取してもらう際には、カスタムカー専門の買取店に行くといいでしょう。

社外パーツもコンセプトと合っていれば高額になるかも

車のパーツには、純正パーツと社外パーツとがあります。

純正パーツとは、メーカーもしくはその関連企業が製造しているパーツで、車両本体との相性が良く考えられています。デザインも、車両本体としっくりくるようなデザインです。

一方の社外パーツは、中には特定車種専用のものもありますが、多くは汎用品です。

メーカーや関連企業とは関係のない会社が製造しており、マッチングも純正パーツほど考えられてはいません。

一般的には、純正パーツの方が社外パーツよりも評価は高くなるのですが、社外パーツでも車との相性が良いものがいくつかあり、それを装着していればさほどの値落ちはありません。

車から外して社外パーツ単独で売るのもあり

社外パーツを車に装着していると、どうしても車との相性を重視されてしまいます。とはいえ、社外パーツには結構高いものもあり、それに見合った買取金額は出してほしいもの。

それならば、あえて社外パーツを車から外して単品として売るのもありです。

社外パーツにも一流メーカーがあり、一流メーカーの社外パーツであれば、単独でも十分に高値となります。ただし、社外パーツを外す際には、それに換えて本体に取り付けるパーツを忘れずに。

シートやサスペンション、タイヤのホイールは代わりを用意しなければなりませんが、エアロパーツなどは代わりがなくても構いません。ただし、パーツを取り外すと取り付け跡が目立つ場合、車両本体の査定を大きく下げることにもなりますので、無理に外さない方がいいかもしれません。

メーカーオプションは高額査定

スポーツカーに限らず、オプションは買取査定において非常に重要な要素です。特にスポーツカーにおいて重要なのは、メーカーオプションです。

メーカーオプションとは、工場出荷時にしか取り付けられないパーツのことです。カーナビなどは後付けできるため「ディーラーオプション」と呼ばれます。

スポーツカー関連で、高額査定がつきそうなメーカーオプションなのは、以下のメーカーオプションです。

  • マニュアルシフト
  • パドルシフト
  • オープンカー機構
  • ターボエンジン

ATの車を後からマニュアルにするなんてのは、到底できません。

マニュアルは今ではほとんど見かけませんが、ヨーロッパ車やスポーツカーでは比較的よく見かけます。特にスポーツカーは、マニュアルの方がATよりも高額な傾向があり、それが買取価格にも反映されています。

F1気分を味わえるパドルシフト(ハンドル部分にシフトアップ、ダウンするパドルがついている)も人気です。

オープンカー人気は、スポーツカー共通のもので、特に軽自動車のスポーツカーでは、エンジンパワーを飛躍的にアップさせるターボエンジンは、スポーツカーのみならず軽自動車全般で高評価です。

高額査定が期待できるスポーツカーは?

では、高額査定が期待できるスポーツカーにはどんなものがあるのでしょうか。

もはや伝説?NSX

NSXはホンダがその持てる技術を注ぎ込んだ、国内唯一のスーパーカーです。販売期間はさほど長くなく、販売台数もさほど多くはないため、今なお中古車市場では高い人気を誇っています。

改造しがいのあるスカイラインGT-R

日産のスポーツカーの代名詞と言えば、スカイラインではないでしょうか。その中でも走りを重視したGT-Rは、カスタムし甲斐のある車です。

最近のGT-Rももちろんですが、根強い人気があるのが1990年代のGT-R。程よく軽い車重で、改造のし甲斐があります。

オシャレなオープンカー、ロードスター

オシャレなオープンカーとしては、ロードスターを外せません。マツダお得意のディーゼルエンジンモデルが人気です。

ボディカラーで人気なのは、やはりイメージカラーのレッドですね。