近年新車だけでなく中古車市場を席巻しているのは、軽自動車でその中でも「背が高い」という意味のある、ハイトール軽自動車への支持が強く合わせて買取査定の相場も高値で推移しています。
そこで今回は、その中から代表的な車種をピックアップそれぞれの「売れている」ポイントの紹介や、中古車として査定されるときのチェック項目などについて説明していきたいと思います。
目次
ハイトール軽自動車の主な車種と特徴
まずは各メーカーから出されている主だったハイトール軽自動車を上げ、それぞれの特徴と査定でチェックされるポイントを見ていきましょう。
ダイハツ タント・・・バランスの良さはピカイチ!
現行モデルの販売開始は2013年、長くハイトール軽自動車のトップを走っていたタントですが、2012年のその座をN-BOXに奪われ昨年(2016年度)ではや5連覇されてしまいました。
しかし、いまだにその人気は高く、特に2015年12月にマイナーチェンジされたモデルは、発売月から3ヶ月はN-BOXの新車登録台数を抜き去る好調さを見せ、今後中古車市場で暴れまわることになることが予想されています。
しかし、タントの代名詞であるピラーレスの両側スライドドアが装備されたのはこのモデルからで、先代の2007年発売モデルは助手席側のみ。
2003年に登場した初代タントに至っては4枚ともヒンジドアであるため、現行モデルのような爆発的な人気に沿った高い買取査定を望むことはできません。
ただし2代目以降で状態がいいものは軒並み買取価格も高く、直販でもオークションでもすぐに売れていくため、どの中古車買取店も欲しがり、価格交渉などにのかなり応じてくるはずです。
タントはどうしてもユーザー層が主婦女性中心で、いかついフェイスの「カスタム」モデルにいまいち人気がなく、新車価格の差額ほどそれが買取価格に反映しない傾向がみられます。
ホンダ N-BOX・・・軽売上NO,1、燃費で負けてもパワーで勝つのがホンダ流
現在の王者、おおよそ古くからの自動車愛好家なら軽自動車のイメージが薄かったホンダが出した、今日に至るまでの軽ハイトール車種全盛時代を築いたいっても過言ではないこのN-BOX。
現行モデルは2011年発売された初代で、対抗する他の車種に比べると最も古いモデルでありながら今なお売れ続け、今やハイトールの枠を超え全自動車の新車登録台数でもプリウスに迫る第2位(2016年度)で、中古車市場での評価も併せてうなぎのぼりです。
そこまでの人気を支えているのには、その独自のパッケージングに秘密があります。
というのも今はタントがその代表に言われている両側スライドを取り入れたのはこのN-BOX方が先。
つまり2011年から2013年までのタントにはついていない両側スライドドアがこのN-BOXでは手に入ったいうことで、同時期にタントの牙城が崩れた大きな原因となっています。
また、車体の中央にガソリンタンクを置くレイアウトで、後部座席のスペースを大きく確保。
更に多彩なシートアレンジが可能で、フルフラットにしたり向かい合わせたりなど、ファミリー層の心をくすぐる工夫が開発段階からされており、これが競合他社種にまねのできないN-BOXの魅力となっています。
ただしこの工夫のせいもあって車重が重くなり、燃費という点では、軽ハイトール車種では最低レベルです。
しかしそこはエンジンのホンダ、転んでもただでは起きず、規制により性能が横並びであるターボはともかくNA車としては同ランク他社種の馬力を大きく上回るエンジン性能をたたき出しています。(概ね52馬力の中N-BOXは58馬力!)
それがタントカスタムと違い、このN-BOXカスタムが男性受けもいいことの1つの理由かもしれません。
スズキ スペーシア・・・燃費ではN‐BOXを圧倒!
全車種Sエネチャージを採用し、最大燃費グレードのものなら前述したN‐BOXをリッター当たり6km以上の燃費戦費性能が売りのこちらは、2013年に登場し今やバラエティーに引っ張りだこの佐藤栞里さんが抜擢されたCMも話題。
スペーシアの名に恥じない広い車内スペースが魅力の車種で、信号待ちで隣になった同車種の車内を何気なく見たとき、思わず「広っ!」と突っ込んだのを覚えています。
まだ中古での出物は少ないところですが、出れば必ず売れるほどの人気車種の1つで合わせて買取相場も上がってきています。
ただし、新車価格がタントなどより「Sエネチャージ分」、5~7万円程度高いのがネックで、買取相場がそれに見合うだけ高くなっているかといえば疑問が残ります。
日産 デイズルークス・・・そのスタイリッシュさはどちらかというと若い世代向きか
こちらも2013年のハイトール全盛前夜に日産から販売開始された車種で、「日産のすべてを軽に」を合言葉に企画・開発・デザインなどから日産がすべて関わった初めての刑事自動車です。
良くも悪くも日産らしい洗練されたデザインや、同社のエルグランドなど高級ワンボックスのスポーツ仕様である「ハイウェイスター」を冠したモデルなどがあり新車価格は他のハイトールよりかなり高め、「エルグランドは高すぎるけどこれなら」という若い男性層をターゲットに入れているのかフェイスも若干精悍で硬めのイメージ。
他の軽ハイトールのファミリー層への売れ行きに比べると若干支持層が狭まるため、高く推移している同タイプの中では若干厳しめの査定をされることもあるようです。
ダイハツ ウェイク・・・「タントの上を行く」から名づけられた次世代人気車
「うえをいく→ウエヲイク→ウェイク」という、ちょっと苦しいゴロ合わせがその名前が由来、2014年の販売開始なので新古車以外の玉数はあまり多くありませんが、早くも中古車市場を賑わかせています。
イケメン俳優の玉山鉄二さんが三枚目の「兄ちゃん」を演じるシリーズもののCMが話題で、サーフボードや自転車などアウトドア用品がそのまま詰める、アンダートランクの大容量が最大の特徴で、デッキボードを開放すると荷室との合計の高さは1,5m弱にもなり、ゴルフバックなども楽々詰めるようになっています。
若干骨太でごつごつとしたデザインもアウトドア派の心をつかんだ原因で、その売り上げも好調です。
ただ、使用ユーザーの特徴から内装や外装にダメージが出ることが予想されるため、今後増えてくるだろう中古の出物の査定ポイントも、そのあたりに集中するのではないかと考えられます。
車種に共通する査定ポイント
ハイトールワゴンはその車内空間の広さから、いろいろな用途に使えるのが人気です。
ただ、全車種を共通して総じてどうしても査定の際マイナスポイントになってくる共通の特徴があるので、愛車のメンテナンスの参考にここで紹介しておきます。
天井に注意
ハイトールワゴンはどれもその名前通り背が高いため天井の洗車が大変、また行きかう道路沿いの街路樹や、障害物などに擦ってしまうリスクも高いので、天井の塗装状態が良くないことも多々あります。
査定士は、基本何かマイナスするポイントがあれば、安く仕入れるために必ずそこを指摘してきますし、それが商売というものなので、軽のハイトールを愛車に持っている方は、普段チェックしにくい天井部分のメンテナンスにも十分気を配ってあげましょう。
タイヤの片減り
背の高い車は横触れしやすいため特に前輪タイヤの内側の減りが早いのが特徴で、査定のときそれが極端ですと交換を余儀なくされるため、買取査定額の大きなダウン対象になってしまいます。
これを防ぐにはマメなタイヤローテーションで片減りを防ぐことや、ふらつきを防ぐ構造をしている軽ワゴン専用タイヤなどを装着していると査定だけでなく、タイヤ交換代の節約や、安全走行のためにも役立つのでおすすめです。
まとめ
維持費も安上がりで、数人のお子様がいてもすんなり移動できる軽ハイトール車種は、どこの中古車買取店でも好評、高い査定額が得られる車種の代表格です。
ただ、比較的新しい車種も多いジャンルなので、「最近買った」という方も多いはずです。
そういった方は、最後に紹介した車種共通のポイントを意識していざ買い替えの時さらに高く売れるための準備を日頃からしておくと、カーライフの充実にさらに役立つのでぜひ実践してみてください。
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