皆さんは買取ができないものが廃車だと勘違いをしていませんか?実はそれは大きな間違いです。

廃車とは実際にスクラップになってただの鉄の塊になったものや道路を走る役目を終えたもの、もしくはそうするための手続きを指して廃車と呼びます。

皆さんが業者から買取できない、下取り額が付かないといわれ決断「もう廃車ですね、うちで処理しましょう」といわれたそれは厳密にはまだ廃車と決まったわけではありませんではありません。

走行距離があっても古くてもあきらめるのはまだ早い!

「廃車」いやな言葉です。長い間生活を共にした愛車とお別れするのに廃棄する車というレッテルを張られるのはなんだか寂しい気がしませんか?

これ言葉変えたほうがいいと思うんですが廃車として業者が引き取った車体で本当に廃車のされるのって実際のところはかなり少ないんです。

車の抹消鉄好きのうち、永久抹消されるのは完全に鉄くずにする場合と公道をもう二度と走ることがない場合のみで、それ以外は一度「廃車」となっても再び行動に出て日の目をあぶることが考えられるもの。

しかも永久抹消された車でも道路を走る役目以外の役割を与えられて我々の前に再び姿を見せるので筆者は廃車という言葉はあまり適していないと考えています。

そして、この廃車という言葉があるから皆さんは威張って業者が請求してくる廃車手数料なんてわけわからない物を払ったり、本当はまだ働けて財産として価値のある車を無料で引き渡し業者にその利益を譲ってしまっているのです。

資源としての買取先

上記で説明したうち真実の廃車には鉄としての価値しかありませんので、売却先はくず鉄を買い取るスクラップ業者になります。

昔は解体業者や建設業者が業務を行ううちの出るアルミや銅、鉄などを持ち込みkgいくらで取引をしていましたが、リサイクル法が成立しフロンガスやエアバックの機構を解体する費用がすでにリサイクル券として預託されている今では、「あなたの車最後に買い取ります」などの看板を掲げているくず鉄屋さんも増えてきました。

この後触れていくすべての業者で買取されなかった本当の廃車引き取り先はここになりその日の鉄相場に従って買取されます

当然といえば当然ですが量り売りなので、軽自動車より大型車両の方が高く買い取ってくれます。

パーツ取りとしての買取

中古パーツ廃車手続きを取ったもののうち「鉄くず」になる1つ前の段階は、古い車を高く積み上げ業者相手にそれらからとった部品を販売して生計を立てている「パーツ屋」に車を売ることです。

ここは自走するしない、ボデーに傷が入っているいないなどは全く関係なく、その車についているパーツが需要のあるものなのか、汎用性の高いものなのかなどによって買取価格が変わってきます。

ここで高い評価が付くのは、トヨタのカローラなどシリーズ車種が多くあり各部品の互換性が高いものや現在巷を多く走っている登録台数の多い新車の時に大ヒットしたタントやNボックスといった人気車種。

ただし、部品の互換性が少ない外車やレアな車にはあまり高い値段が付くことはないのでここには持ち込まないほうがいいかもしれません。

そのような車に乗っていいて中古車店やディーラーでゼロ査定を受けた方やくず鉄屋さんではその小ささから高い金額を得られない軽自動車も、「買取」の看板を出しているパーツ屋さんも多くあるので一度見てもらうと案外高い買取金額を受けることもあります。

輸出車としての買取

廃車の買取先がテーマなのですが、そもそも皆さんが考えている廃車とはせいぜい前の項までで紹介したスクラップもしくはパーツ取りとしての解釈だと思います。

今現在少子化や車離れが影響で国内の中古車販売台数は減少傾向を見せそれに合わせて買取相場も下がっていますが、そうすると買取業者の査定の目も厳しさを増し「廃車」と判断される台数も増えていきます。

ただこれは日本国内だけのことで中古車の輸出は右肩上がり、いまや日本の中古車需要の4割近くが海外でのもの、ということは皆さんが買取に出した車の中には今外国の空の下で走っているものもかなりあるということです。

そしてこれに合わせて海外へのネットワークを強め日本国内では査定のつかなかった「廃車」となるはずの車両を専門的に買い付け、輸出をする専門業者も登場してきています。

世界50か国で最高値国への輸出・・・バリューアップ

国際都市横浜に本拠を持つ(株)バリューアップは北は福島から九州大分県まで91店舗のネットワークを持つ中堅どころの買取業者ですが、「これからの査定は海外相場」をモットーに今急成長している海外での中古車市場相場にのっとって査定。

国内ではゼロ査定だった車にも高い査定を漬けると評判が高まっています。

低年式・過走行車両に強い・・・ランクス

海外のバイヤーと密に連携しその国がいま求めている車種のデータを吸い上げ査定価格に反映するランクスも他店では値段のつかなかった車体に意外な高値が付く輸出中古車の買取店として有名。

全国ほとんどの件で買取に対応し、特に新興国のニーズに合った車種の買取に力を入れています。

海外受けする車種の特徴

2つほど輸出用中古車の買取に力を入れている業者を紹介しましたが、輸出業者が効果で買い取る車種には特徴があります。

1、悪路を難なく走行できる4WDやRV車・・・東南アジアの新興国やロシアの奥地ではアスファルト舗装が行き届いてなかったり、山間部で道の石などが転がってるところも多々あるため、三菱パジェロやトヨタのランドクルーザーなどに人気が集まっています。

2、日本では排ガス規制にかかりやすいディーゼル車・・・日本の車検では環境基準を守るために排ガスチェックが行われ特にディーゼル車のそれが厳しく、ガソリン車の燃費が向上したことと燃料代の差が少なくなったことも手伝って国内のディーゼル車のシェアはどんどん下がっています。

しかし海外では車検自体がないことも多く、コストのかからず丈夫なディーゼル車の需要が国内よりかなり多いのが特徴です。

3、トラックやワンボックスなど・・・いっぺんに多くの人員を運ぶことができるトヨタのハイエースやタウンエース、日産のキャラバンホーミーなどは現地で乗り合いタクシーやバスとして重宝されるため例え低年式で過走行なものでも人気が高まっています。

また、ベトナムやマレーシアなどの新興国は現在空前の建設ラッシュでそれに合わせてトラックなどの需要も多く、日本の優秀な業務車両も高値で取引されています。

これらのお乗りで各買取業者にそっぽを向かれた方は紹介した輸出中古車の買取に特化している業者を利用するとよいでしょう。また国内では嫌われ査定をゼロにする要因にもなる外装や内装の汚れ、さびや傷が入ったものも気にしない気風があります。

軽自動車は地元の小さい中古車店や修理工場に相談してみましょう

一方、国内では需要が高まっている軽自動車の査定額はいまいちなのもこれら海外向け中古車業者の買取の特徴です。

地元に密着している中古車店では顧客からの要望でとりあえず安く乗り出せる車の注文を受けていることが良くあります。ですので現時点で自走できる軽自動車は他所の大型店で査定ゼロを言い渡されてもあきらめずこういった小規模店の戸を叩いて一度相談すると高い金額ではないにしろ買い取ってるれる可能性があります。

また、細々と地元住民の車の修理や板金をしているところでは、修理板金に数日かかるときの代車を手配する必要がありそれをレンタカーで賄っているところも少なくありません。

もし行きつけの修理工場があるときは訪れて「廃車って言われたんだけど」なんて具合に切り出すと案外「代車に使っていいならうちが買うよ」と言ってくれるところもあり、筆者も実際そういって買取したこともあります。

まとめ

廃車っていやな響きですが実際はたくさんの中古車が有効利用され中には海外にその活躍の場を移して新興国の発展に一役買っています。

日本の車は丈夫で長持ち、カンタンに廃車なんて選択をせず損をしないためにも資源保護のためにも正しい売却先を選択するよう心がけましょう。

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