車を買った後の後悔ならまだ挽回することも可能ですが、売ってしまったとの後悔はどうしようもありません。
後悔はないにこしたことはありませんが、いくつか実際にあった失敗談を紹介していくことでそれを防ぐ手掛かりになればと思います。
目次
その1 深く考えずにディーラーに下取りに出してしまった!
新車の購入のためにディーラーで愛車を下取りしてもらう、いたって自然な流れのためなぜそれで後悔するのかすらわからない方も多くいるはずです。
しかし、ディーラーの下取り金額は、新規購入車両の値引きと一緒に価格交渉が進むのでどこからが値引きで、どこからが下取り額なのかはっきり買い手にはわかりません。
これでは値引き交渉に果たして成功しているのか、うまくはぐらされたのかがわからず、売却の失敗に合わせて購入の失敗にもなりかねません。
そして、もうここではっきりといっておきたいと思いますが、ディーラーの下取り金額よりも各買取店の査定額の方が高いケースがほとんど。
その事実を下取りに出した後で知り後悔する方も多く、最もやってしまいやすい売却での失敗例の1つです。
その2 さして相見積もりもせずなじみの車屋さんに売ってしまった!
親の代から世話になっている車屋さんに買取を依頼する方も多くいますが、なじみのお店だから高く買い取ってくれるわけではなく、そのお店より見ず知らずの買取チェーンの方が高く売れていたなんて話もよく耳にします。
昔から付き合いのある車屋さんでの売却は、その手続きを快く代行してくれたり、次の車への買い替えのアドバイスやメンテナンス、車検などをトータルで請け負ってもらえて便利。
でも、その分査定金額へのアップ交渉やその後のトラブルへのクレームがしにくいのが人情で、いくら親身になってくれるとは言え商売、付き合いの長さと買取金額の高さは必ずしも一致しません。
車を手放すときは時に数十万円の違いがでるため、付き合いだけで売却先を決めずいくつかの買取業者と相見積もりなどをしてそれでもその車屋さんに売ったほうが後々のためになると判断できて初めて、そこに売却するようにした方が後悔しなくてすむでしょう。
その3 カーナビや装備のことを考えずに売ってしまった!
これはあるお客さんから聞いたエピソードがとても分かりやすいので紹介。
そのお客さんは筆者が勤めていた車屋さん以外にも3~4店舗で相見積もりを実施、当時の店でも一応見積もりを出したところ、それを受け取ってその日は帰宅されました。
その後当時の経営者から、付けられていたカーナビとアルミホイール分として4万円ほど上乗せして買取っても良いとの許可が。
そのため筆者は2日後電話連絡、すると筆者がいた店舗が出した見積もりよりも2万円程度高い査定見積もりを出したところに、当日売却をして得をしたと思っていたそうです。
なぜ、もう少し早くいってくれないんだとすごく怒られてしまいましたが、これは相見積もりをしていると起こりやすいことで、カーナビやアルミホイールなどへの評価は店によってまちまち。
一発でぎりぎりの査定価格を出さず、様子を見るのも車屋がよくやる駆け引きなので、相見積もりをしたときは1週間程度、査定依頼先の行動を観察してみたほうが無難です。
その4 売却を悩んでいるうちの査定額が下がってしまった!
これもありがちな失敗例ですが、車の価値は日々変動し基本的には時間がたてばたつほどその価値は落ちていきます。
とはいえ査定に出してその最高額を道けるために1~2ヶ月時間を使ったとしてもそれほど大きく価格が下がるわけではありませんが、運悪くその間に愛車と同じ車種の新型が発売開始されたり、リコール情報などが流れるとグンとその買取価格が短期間で下落することがあります。
その5 売った後見つかった不具合分を減額された!
ある日のこと買取査定を受けその金額に満足し売却契約をして数日後、いきなりその業者から「査定時に見つかっていなかった不具合が発見されたので○○万円減額します」との連絡が、そんな馬鹿な話があるかといえば実際にあり得るのです。
プロなのに全てを見切れていない買取店い問題があるといえますが、エンジンやミッションの大きな不具合などについて、その改善分の減額や最悪の場合買取キャンセルなんて事態に陥ることもあります。
また、その車が中古車として購入されたもので、所有者も知らないメーターの改ざんや事故修復などがなされていても減額対象となるため、購入の際はそれらがないかも注意しなければなりません。
ただ、いくら注意してもその場でプロですら見逃した不具合を売り手の一般ユーザーが気づけるわけもありませんので、それを保護するために一部の買取大手では「買取クレーム保証」という制度を設けています。
これは買取契約時にいくらかの補償金を支払うことでこの買取後の不具合での減額をカバーするもので、今現在はガリバーとビックモーターの2社が行っているのでそれを利用するのも良い手段となっています。
その6 車がいらなくなる予定だったのに…
結婚で車が2台になるので1台を売却した瞬間、転勤で再度車が必要になって慌てて購入するなんてことになると、非常に効率が悪い。
自動車は売却と購入の際に時間と手間、さらにお金がかかってしまうものです。
例えば50万円で手放した車と同程度の車体を購入しようとすると、一般的には80~90万円必要なはずです。
また、仕方なく50万円程度の車体に落として購入するとその車の状態は手放す前のものより当然悪いものとなってしまいます。
その7 個人売買で失敗した!
最近では、買取業者より高い値段で売れるからと車を個人的に売買することも増えてはいますが、気を付けないといろいろなトラブルに遭遇する可能性が高いのが個人売買です。
購入時にメーター改ざんや走行に支障が出る不具合があったりなどのトラブルもつきものですが、売却の際も色々な失敗談がてんこ盛り。
約束の日に振り込みがない、現状渡しの約束だったのにしつこくクレームの電話がかかってくる、名義変更をなかなかしてくれないetc・・・とにかく悪い話をよく耳にするので、これをご覧の方にはあまりおすすめしない売却法です。
ちなみに筆者に友人で個人売買をして車体もキーも相手に先渡しした結果、お金をもらってないのはもちろん、名義変更も終わらないうちに相手がどこかにトンズラ。
数か月後、その車が遠く離れた土地で放置されているとの連絡が警察からきて大変な目にあったやつもいるので、ある程度管理されているヤフオクなどはともかく個人売買に手を出さないほうが無難です。
まとめ
その1とその2に関しては一括査定サイトなどをフル活用すれば防げることですが、4と6のように運が絡んでどうしようもないこともあります。
またその3については、買取査定時にしっかりと装備品が反映されているかを確認しておくことが失敗と後悔を避けるために必要ですが、最後に紹介したその7に関してはそれでも個人売買をしたいという方は自己責任でお願いします。
ただ、どんなに手を尽くしても思い入れのある愛車を手放すときは、一緒に過ごした日々を思い出して寂しくなり後悔をしてしまうことも。
ただ、そんな愛車との別れを有意義なものにするために日頃からリコールや新型のリリースなど車の情報を気にしたり、綿密に売却後のビジョンを定めておかないと、今回紹介したような失敗をしてしまうことにもなりかねませんので注意しましょう。
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